不思議な気持ちになる話
このあいだ駅前の居酒屋で飲んでると
元気を売りにしている店なのか、やたら店員達のテンションが高く、なぜか「Yes!!」の掛け声を必ず入れてくるという斜め上のサービスを永遠とされた。
来客があれば
「Yes!!いらっしゃいませ!!!」
帰る客がいたら
「Yes!!ありがとうございました!!!」
高須クリニックに負けず劣らずの「Yes!!」を連呼する店員達に怯えつつも、、
(ここで「Yes!!」の掛け声に触れてしまっては相手の思うツボ…これは元気さをアピールするだけでなく、これをキッカケに客とのコミュニケーションを図る一つのツールか。。)
という安定のひねくれ具合でスルーを決め込んでいたら、、
一緒に来ていた友達が
「Yes!!お待たせ致しました!!!」
とハイテンションで料理を持ってきた女性店員に対して
満を持して
「いや、Yes!プリキュアファイブみたいに言うなw」
…という掛け声以上に斜め上なツッコミを繰り出してきたので、ただただキョトンとしてしまった。。。
しかし、冷静になって振り返ってみると「Yes!!」
といえば高須クリニックという発想は僕の中だけでの正解であって、それが必ずしもすべての人にとっての正解というわけではない…
なのに、あの時…
ただただキョトンとしてただけで、豪快に滑る友達を全くフォローもせずに他人のフリをしていた僕はなんて酷いことをしてしまったんだと反省しました。。
「Yes!!」といえば
プリキュアファイブだって
フォーリンラブだって
キリストだって
Yes! Yes! We're the ももいろクローバーだって
どれも決して間違えではないのに…
100人いれば100通りの「Yes!!」があるのに、1つの固まった考えだけでこちらが正解だと決めつけ、少数派を排除し、新しい発想をも摘み取ってしまう。
なんて僕は傲慢で恐ろしいことをしてしまったのだろう…。
そもそも人間というものは社会の権力関係において、社会的多数派になると集団心理により、自らを強者だと思い込み、社会的少数派を偏見や差別の対象にしてしまうという一面がある。
そういった考えからセクシャルマイノリティーやトランスジェンダー等といった言葉も出てきて問題視されるようになり……
て、あれ。
おれは長々と何を言っているんだ。。。?
(突然我にかえった)